2007年04月02日
[asobi | books*]勝手に本屋大賞!勝手に発表!!!
勝手に本屋大賞!勝手に大賞発表!!!

第一位
『風が強く吹いている』三浦 しをん (新潮社)
第二位
『一瞬の風になれ』佐藤 多佳子(講談社)
第三位
『夜は短し歩けよ乙女』森見 登美彦(角川書店)
04.『鴨川ホルモー』万城目 学 (産業編集センター)
05.『図書館戦争』有川 浩 (メディアワークス)
06.『終末のフール』伊坂 幸太郎 (集英社)
07.『名もなき毒』宮部 みゆき (幻冬舎)
08.『失われた町』三崎 亜記 (集英社)
09.『陰日向に咲く』劇団ひとり (幻冬舎)
10.『ミーナの行進』小川 洋子 (中央公論新社)
↓総評はこちら
10作品を一ヶ月ちょっとで読み終え、ついに勝手に本屋大賞が決まりました!
大賞は「風が強く吹いている」に決定しました。
正直、「風が強く吹いている」と「一瞬の風になれ」の2冊で迷いました。
ただ、どちらか迷ったあげくの最終的な決め手は、
1冊vs3冊ということでした。3冊が悪いという訳ではありませんが、
ただ、決めきれなかったので、一冊でストーリーをまとめ上げたということを評価し
「風が強く吹いている」にさせて頂きました。
正直、このノミネート作品10作品に対した差はないと思います。
どれもとっても面白かったです。面白くなかったら一ヶ月で12冊も読めなかったと思います。
3,4,5位の『夜は短し歩けよ乙女』『鴨川ホルモー』『図書館戦争』は
ユーモアに飛んでいて、新鮮でとても斬新でした。
僕的にはただ新鮮さだけでは押し切リたくありませんでした。
伊坂 幸太郎さんの『終末のフール』も相変わらずよかったです。
ただ僕が伊坂 幸太郎さんの作品を読み慣れてしまっていたので新鮮さが感じられませんでした。
宮部 みゆきさんの『名もなき毒』 も大変良くできていましたが、
僕的に悲しいストーリーなだけにこれが大賞にはちょっと僕的に悲しすぎるかなと思いました。
『失われた町』三崎 亜記はよく読むと、すごく深くて、緻密にストーリーが練られていて、
とても驚きましたが、最初のやはり取っ付き難さが気になりました。
劇団ひとりさんの『陰日向に咲く』は今年すごく話題になりました。
面白かったですが、やはり売れっ子作家さんの中に入ると抜け出すのは難しいですね。
ただ、まだ1冊目です。2冊目に期待したいです。
小川 洋子さんの『ミーナの行進』ですが、「博士が愛した数式」を読んでしまっていただけに、
ちょっと物足りなさを感じました。というか自分向きの本ではない感じがしました。
きっと女性が読んだら、また違った感じがするのではないかと思います。
結局最後は、僕の好き嫌いになってしまいました。
でもこれに参加した人はみんなそう判断するしかないぐらい、どの作品も面白かったです。
僕はすべて読み終えたとき、「あ〜終わっちゃったな〜。終わってほしくないな〜」という気持ちが残りました。
そして、その気持ちは
「風が強く吹いている」「一瞬の風になれ」の
2作品を読み終えたときに感じた気持ちと同じ気持ちでした。
それをそのまま素直にそのままランキングに反映させました。
いや〜とにかく実に面白いあそびでした。また来年もやりたいと思います。
なんか心が豊かになった気がします。
投稿者 kei kawakami : 20:25
2007年03月30日
[asobi | books*]勝手に本屋大賞 / Entry No.10
『一瞬の風になれ』
第一部 --イチニツイテ-- / 第二部 --ヨウイ-- / 第三部 --ドン--
佐藤 多佳子(講談社)
まさに青春!高校生活の3年間がきっちりと詰め込まれていて、
ページ数、内容ともに読み応えのある作品でした!
自分の高校時代を思い出し、ちょっと懐かしくなり、
もうちょっと一生懸命やりたかったなと思ったりもしました。
僕にとって、この本のストーリーがとても身近に感じ、3冊一気に読み切りました。
3年間を3冊で書いてあるので、ストーリーにとても深みがあります。
特に3年生になって、1年の時の話とかになると、すでに読んでいる部分のことなので、
自分が体験してきた事のように、鮮明に思い出し、懐かしんでしまいました。
そして、3年間を通して、主人公の成長を見続けて、なんか嬉しくなってしまいました。
何かに打ち込んで、1つの事に熱くなれるっていいなと改めて感じました。
投稿者 kei kawakami : 20:43
2007年03月26日
[asobi | books*]勝手に本屋大賞 / Entry No.09
『鴨川ホルモー』
万城目 学 (産業編集センター)
ホルモーって何よ?そこからすべてが始まる感じです。
とりあえず、そこから話が始まります。
そして、ホルモーに始まり、ホルモーに終わります。
よくもま〜こんな事が思いついたな〜っという感じで、
発想が面白くて、かなりシュール。
ちょっとお馬鹿な青春ストーリーといった感じでしょうか。
ホルモーという響きがいいですね。叫びたくないけどw
投稿者 kei kawakami : 13:05
2007年03月19日
[asobi | books*]勝手に本屋大賞 / Entry No.08
『風が強く吹いている』
三浦 しをん (新潮社)
物語が走り始めるかのように、ストレッチを始め、ウォームアップで体を温め、鼓動が高鳴る。
レースの始まりと共に徐々にスピートが加速していき、気がついたら、ゴールを迎え、あっという間に読み終えてしまった。
時に仲間の一人になったかのように感じ、時に自分が走っているかのように感じる。
また時には、沿道で声援送っている様に感じ、時にはゴールで仲間を信じて待ち続ける。
そして、喜びに満ち始める。今まで共に暮らしてきたかのように。共に走ってきたかのように。
完全に本の中へ吸い込まれてしまいました。
仲間を思いやり信じる事。何かにみんなで必死に打ち込む事。
ベタでシンプルだけど、どこまでも純粋で、そして少し羨ましくも思えました。
だからこそ本に吸い込まれてしまったんだと思います。
大変すばらしい本でした。
投稿者 kei kawakami : 11:23
2007年03月14日
[asobi | books*]勝手に本屋大賞 / Entry No.07
『名もなき毒』
宮部 みゆき (幻冬舎)
とても悲しい話でした。
人の嫉妬や妬み、侮辱という名もなき毒。
そして、毒に犯された復讐。そこに至るまでの経緯。
幸せな人にも毒がある。幸せな人が不幸な人に出会うと毒になる。
人は様々な環境に生まれ、それぞれが様々な過去やトラウマを背負って生きてる。
裕福な人もいれば、貧乏な人もいる。それは誰のせいでもない。
ただ時として人はそれを誰かのせいにしてしまう。せざる得ない。でないと耐えきれない。
でも、その行為は許されることではない。
どこかで崩れていった人との繋がり。
とてもやるせない感じがしましたが、
それは生きていく上で逃げる事のできない現実なんだなっと感じてしまいました。
投稿者 kei kawakami : 20:36
2007年03月06日
[asobi | books*]勝手に本屋大賞 / Entry No.06
『図書館戦争』
有川 浩 (メディアワークス)
設定が意味不明?でもどんどん読めるドラマ仕立ての物語。
正直、本の中の世界の設定(条例?法律?)を完全には把握できなかったのですが、
そんな設定は、全く関係なく、本の中の世界で繰り広げられる人間ドラマがとても面白かったです!
登場人物の掛け合いも面白いし。
手に取った印象は、若干分厚い感じがしますが、テレビドラマ的なストーリー展開なので、
とても読みやすく、読み始めたら止まりませんでした。
ドラマ化できますね。設定を再現するのが難しいですがw
ただ、読み終わった後に、ここで終わり?っといった物足りなさを感じました。
が、なんとまだ「図書館内乱」「図書館危機 」と続くらしいじゃないですか。全4巻になるらしい。
そんな感じの終わり方だと思いましたよ。これからが気になりましたもんw
まったく。完全にハマりました。勝手に本屋大賞終わったら続き読みます。
投稿者 kei kawakami : 17:07
2007年03月01日
[asobi | books*]勝手に本屋大賞 / Entry No.05
『失われた町』
三崎 亜記 (集英社)
失われた町とその町に関わる人々。切っても切り離せない繋がり。
様々な形で失われた町と関わっていく中で、
それぞれの責任や思い、宿命に苦悩し、どう生きるのか。
予想と反して、SF的なストーリーで、設定の世界が仮想の世界。
設定の世界ならではの、専門用語的な言葉が多く登場し、
慣れるまで少々困惑しました。
登場人物も多いため、話についていくのも大変な部分はありますが、
その複雑な世界の中で、徐々に一本の線になっていき、
最後まで読み終えた時、やっとその世界を理解でき、
パッと開けた感じが、とてもすっきりしました。
そして、何とも言えない人の暖かみのようなものを感じました。
少々複雑ではあるので、
理解した上でもう一度読み直しても楽しめると思います。
投稿者 kei kawakami : 12:36
2007年02月19日
[asobi | books*]勝手に本屋大賞 / Entry No.03
次々と替わる語り手と文章の小気味好いテンポ。
個性溢れる登場人物とその登場人物達の口調が、
とても印象的で、とても新鮮な物語でした!
あまり深く考えずに、ドンドンと読んでいける
エンターテインメント系のファンタジー恋愛小説といった感じでしょうか?
映画化したら面白いだろうな〜っと思いました。
印象的には「嫌われ松子の一生」的な映画になるのではないかと思います。
とにかく楽しい。その一言ですね。
意味や理由を求めて「なんでそうなるの?」っと考えてしまったらダメです。
そのままを受け入れ、ただただ読む。その世界に浸り、ただ楽しむ。
中身がないと言われてしまえば、それまでだと思いますが、
「本から学ぶ」っという概念ではなく、「本を楽しむ」と考えたら、
すばらしいエンターテインメントだと思います!
投稿者 kei kawakami : 12:39
2007年02月15日
[asobi | books*]勝手に本屋大賞 / Entry No.02
『終末のフール』
伊坂 幸太郎 (集英社)
僕が大好きな伊坂 幸太郎さんの作品。
8年後に小惑星が落ちてきて地球がなくなると発表されてから5年後の物語。
犯罪が当たり前のように起こり、秩序は乱れ、絶望で溢れた世界。
その中で、人はどう考えいきていくのか。それとも命を絶つのか。
仙台市の団地に住む人々の8つの物語。
設定からは、SF的は感じがしますが、
絶望の縁に立たされた人間たちが、嘆き、苦しみ、今までの人生を振り返り、
その中でどのようにして生きていくのか悩みながらも答えを見いだしていく、
心温まるストーリーでとても気分よく読み終えました。
ストーリーの成り立ちとしては、「死神の精度 」的な伊坂お得意の感じのオムニバスです。
本の中の世界の設定を読み込めてしまえば、あとはすんなりと読み終えてしまう感じです。
本を読み慣れた人には若干物足りなさを感じると思いますが、
逆に僕にはスッキリとしていて、歯切れの良い感じがしました。
きっと、ふと思い立った拍子に手に取って、また読みたくなる本だと思います。
「物足りない感じ」か「あっさりとした感じ」と取るかで大きく評価が変わってくる感じがします。
印象的には弱いけれど、頭の隅に残っていて、たまに恋しくなるようなそんな感じでした。
投稿者 kei kawakami : 12:43
[asobi | books*]勝手に本屋大賞 / Entry No.01
『陰日向に咲く』
劇団ひとり (幻冬舎)
言わずと知れた、お笑い芸人の劇団ひとりさんが執筆し、話題になった本。
僕が唯一、ノミネート作品の中で読んでいた本でもある。
話題性ではノミネート作品の中で今年一番話題になった本でないかと思う。
内容的にも良くできていて、オムニバス形式のストーリーの中に微妙な接点を加え、
見事な仕上がりになってる。
話題性と現代的な人々の考え方の描写などが強みだと思う。
小説家顔負けな文才である事は確かだと思うが、
本屋大賞ノミネート作品の作家の中で抜け出しているかと考えると少々厳しい気がする。
文章のスタイルが似ている伊坂 幸太郎さんがノミネートされているために、
完成度を比較されると思うので、完成度を考えると大賞は難しいと思う。
とりあえず、この本を基準に他の本を比べていこうと思う。
投稿者 kei kawakami : 11:56









