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2008年04月03日

勝手に本屋大賞2008 / Entry No.09

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「八日目の蝉」角田 光代(中央公論新社 )

間違ったことなのに、どこか暖かく見守ってしまう。
正しいことなのに、どこか寂しくなってしまう。
その不思議な2つの気持ちに歯がゆく感じながらも、
どこか暖かみのある物語になっていたと思います。

読んでいて思ったのは、全体通して、
女性としての母性本能をうまく描写しているのではないかと思いました。
僕は男なので、最初のうちは、なぜ?っという主人公との気持ちとの
ギャップがあったのですが、読むにつれて、
女性が母として、このような状況になった時、
多くの女性がこのような行動をとってしまうのではないかと思いました。

わかっているけれども、理解できない。
理解しているけれども、わかってやれない。

理性の男性と本能の女性。そんな違いを感じました。
男性の理性だけでもダメだし、女性の本能だけでもダメ。
そうやって、世界はうまくバランスをとっているような気がします。 

投稿者 kei kawakami : 2008年04月03日 14:04