« 2008年02月 | メイン | 2008年04月 »
2008年03月24日
アニー・リボヴィッツ -レンズの向こうの人生-
世界一有名な女流フォトグラファー、アニー・リボヴィッツ。
ローリングストーン誌の創刊の初頭から関わり、その才能を開花させた人物。
多くのセレブリティーたちと交流が深く、ポートレートを撮る。
上の写真は、ジョン・レノンが撃たれる3,4時間前の写真である事でも有名。
リボヴィッツを知ったのが、去年の5月のブルックリンミュージアムで見た展示。
その写真に魅了され、本を何度も見返した。
ビルゲイツからクリントン、デミムーアやR2-D2まで
彼女が撮るポートレートはまるで絵画のように見える。
アートとビジネスの間で、賛否あるようだけど、
リボヴィッツのように、商業ビジネスにまぎれて、
自分の作品を発表することができる人は少ないのではないかと思う。
リボヴィッツが表現する写真は、
消費者に媚びる事なく、クライアントに媚びる事もない。
セレブリティのポートレートで、
セレブリティ存在より、写真の魅力が前面に出せるフォトグラファーは、
リボヴィッツ以外にいないのではないかと思う。
ただ、その写真はクライアントや消費者を含め、
多くの人を驚かせ、魅了する力を思っている。
だからこそ、アートとビジネスの間にいることが出来るのではないかと思う。
アートとデザインとの違いは何かという話がよくあるけど、
そんなことはどうでも良くて、とにかく良いものを作れば良いのではないかと思う。
リボヴィッツは、そんな写真を撮っている感じがしました。
投稿者 kei kawakami : 01:10
2008年03月22日
勝手に本屋大賞2008 / Entry No.08
「悪人」吉田 修一(朝日新聞社)
信じたいという気持ちと信じられないという気持ち。
一つの事件に巻き込まれていく人達の気持ちの葛藤。
一つの流れを追う中での、
人々の内面的な表現がよく書かれていたとおもいます。
ただ、登場人物が多く、場面が細かく切り替わるため、
核となる部分がつかみづらい感じがありました。
読み終えてから、ちょっと物足りなさを感じてしまいました。
投稿者 kei kawakami : 17:01
2008年03月17日
勝手に本屋大賞2008 / Entry No.07
「赤朽葉家の伝説」桜庭 一樹(東京創元社)
代々引き継がれていく赤朽葉家。
祖母から母へ。そして、自分。
移り変わる時代の変化の中で巻き起こる、三代に渡る物語。
時代の変化によるその時代その時代の登場人物の変化の動き方は、
面白かったですが、最初の方は、時代設定が上手く掴めず、
話がどこに進んでいくのかが全然分からなくて、なかなか進みませんでした。
時代が現在に近づくにつれ、徐々に本の世界に引き込まれていきましたが、
結局、最終的には何処へ行きたいのかがよくわからないまま、
終わってしまったような感じがします。
もう一息!って感じでした。
投稿者 kei kawakami : 17:48
勝手に本屋大賞2008 / Entry No.06
「カシオペアの丘で(上・下)」重松 清 (講談社)
それぞれ立場の違う少年、少女が共に見た夢、突然の別れ。再会と秘密。
長い時間を経て、ゆっくりと過去の過ちと思い出に向き合い、
前に進んでいく。そして、別離。
許すという事。許されるという事。過去の過ち。楽しかった想い出。
様々なものを背負い悩みながら生きていく、優しいストーリーでした。
友達、家族ってすばらしいな〜っとつくづく想いました。
投稿者 kei kawakami : 11:34
2008年03月06日
建築の記憶 - 写真と建築の現代 -

建築の記憶 - 写真と建築の現代 - を観に東京都庭園美術館へ行ってきました。
そこでついに、石元泰博さんの「桂離宮」の写真を拝見することができました。
建築写真の域を超えていて、完全にアートですね。感動しました。
その他にも、日本で最初に建築写真(熊本城)とか代々木体育館の写真とか、光の協会とか、
それぞれの写真が建築写真の域を超えた感じです。
建築をモデルにしたアート写真展といった感じでした。
投稿者 kei kawakami : 18:20
2008年03月05日
勝手に本屋大賞2008 / Entry No.05
「映画編」金城 一紀(集英社)
記憶に残る1本の映画。映画が繋ぐ1つの思い出、記憶。
思わず「映画ってほんとにいいものですね」っと
言いたくなってしまうような小説でした。
映画を通して綴られるいくつかのストーリー。
生きていく上でほんの一部でしかない映画が、
様々な人の人生をほんのりと色付けていきます。
センチメンタルで、ノスタルジックな感じも残しつつ、
ほんわりとした、心地よい小説でした。本当にいい小説でした。
投稿者 kei kawakami : 01:00





