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2008年02月25日
勝手に本屋大賞2008 / Entry No.04
「鹿男あをによし」万城目 学 (幻冬舎)
シュールな設定と巧妙な構成。
主人公と同じようによくわからないまま話は進み、
主人公と共にいつの間にかシュールな世界にに見込まれてました。
設定自体が馬鹿げていて、ふざけた感じになっているのですが、
歴史や言い伝えにまつわる出来事がふんだんに散りばめられていて、
それが裏付けのように感じられ、いつの間にか、馬鹿げていた出来事が
真実味を帯び始めてきます。
本を読む人が、主人公と同じ気持ちになっている感じがしました。
深く考えずに楽しむ事ができるエンターテインメント小説でした。
投稿者 kei kawakami : 15:57
勝手に本屋大賞2008 / Entry No.03
今年、直木賞を受賞した作品。
それぞれが思い描く家族と優しさという概念。
その概念を覆し、違った方向へと進んでいく義親子。
僕の得意なジャンルではなかったため、ページがあまり進みませんでしたが、
その内容から伝わってくる奇妙な感じと、
話が進むにつれて押し寄せる何ともいえない悲しみが、
ページを進めさせてくれない感じもありました。
やはり、言葉でこういった雰囲気を伝える事ができる作品が文学賞に選ばれるのでしょうか?
こういった機会がないと読まない本でしたが、良い経験になりました。
投稿者 kei kawakami : 15:51
2008年02月12日
勝手に本屋大賞2008 / Entry No.02
「サクリファイス」近藤 史恵(新潮社)
エースがいて、アシストがいる。
そんなチームスポーツの中にある人間模様。
エースとしての責任とプライド、アシストとしての役割と才能。
勝利へのどん欲さとチームの勝利のための犠牲。嫉妬。
そして、3年前に起きたアクシデント。
予想と違い、かなり新鮮なストーリーでした!
ロードレースをメインにした青春ものと思っていたのですが、
もっと選手の心理によったミステリー的な雰囲気でとても面白かったです。
ただ、ちょっとページ数が少なかったため、物語に厚みが足りなかったような気がします。
もうちょっと登場人物のバックグランドなどを掘り下げて書いてほしかったです。
もっと読みたかったいう単なる僕の希望でもありますが。
でも、これぐらいあっさりした方が余韻が残って想像する感じがいいのかな?
ともあれ、読み終わった後に続きが読みたくなる良い本でした。
投稿者 kei kawakami : 17:42
2008年02月10日
勝手に本屋大賞2008 / Entry No.01
「ゴールデンスランバー」伊坂 幸太郎(新潮社)
良くいえば、まっすぐなサスペンス。
悪くいえば、2時間サスペンスドラマ。
どちらかというと伊坂さん的にサスペンスドラマというよりは
サスペンスドラマを伊坂さん的にした感じでした。
いつもながらのリズム感が感じられず、なかなか進みませんでした。
たぶん今回はストレートなサスペンスにしようと、
道筋や設定を最初に述べているのだと思うけど、
その前振りが長くなりすぎて、ちょっと間延びしてる感じがしました。
オズワルドやビートルズをキーに使うあたりは個人的に好きですけどね。
違う人の作品であれば普通に面白いのだと思いますが、伊坂さんだからな〜・・・
もうちょっと伊坂さんらしいリズム感が欲しかった感じです。
でもこれは映像化されたら、おもしろそうな感じはしました。
テレビ、映画向きだと思います。
投稿者 kei kawakami : 01:14




