2008年04月04日

勝手に本屋大賞2008!勝手に発表!!!

勝手に本屋大賞2008!勝手に大賞発表!!!

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第一位
映画編」金城 一紀(集英社)

第二位
カシオペアの丘で」重松 清 (講談社)

第三位
サクリファイス」近藤 史恵(新潮社)

04.「鹿男あをによし」万城目 学 (幻冬舎)
05.「ゴールデンスランバー」伊坂 幸太郎(新潮社)
06.「有頂天家族」森見 登美彦(幻冬舎)
07.「八日目の蝉」角田 光代(中央公論新社 )
08.「赤朽葉家の伝説」桜庭 一樹(東京創元社)
09.「悪人」吉田 修一(朝日新聞社)
10.「私の男」桜庭 一樹(文藝春秋)

↓総評はこちら

今年もすべて読み終えました。
去年にくらめて読み始める時期も早かったのですが、
なんだかんだでギリギリまでかかってしました。
正直、去年の方が面白かったですね。

その中で、一際輝いていたのは、上位の三作品。

特に「映画編」。すばらしい作品でした。
さまざまなストーリーが映画を通して、繋がっていく中で
伝えたいことがしっかりと伝わりました。
すばらしい完成度の高さだと思います。

「カシオペアの丘で」今回、唯一僕が泣いた作品です。
ちょっと最後の方で過剰演出的な部分もあったのですが、
一番入り込むことのできた作品だと思います。
親友、初恋、裏切り、秘密。それぞれの思いと裏腹に行き違う優しさ。
なんか親友やふるさとがあるっていいな〜っと思いました。
人の温かさを感じることができた作品でした。

「サクリファイス」も大変よかったです。
スポーツの世界を舞台としたミステリーが新鮮で、
ロードレースを感じさせるスピーディーな展開にどんどんと先へ進めました。
ただ、残念なことにちょっと短かった気がします。もっと読みたかった。
もう少しバックグランドを語ってもよかったような気がします。

今年の作品を見ると、ほとんどが失恋、不倫、別離というテーマでした。
悲しい話が多かったので、なんでこんな本を薦めたいのだろう?っと思ったりもしましたが、
女性的は視点なのかもしれないな〜っと思います。

全体を通して、去年と比較すると、
去年の方が差は狭くレベルが高かったような気がします。
ま〜年によっていろいろあるとは思いますが、
また来年もやりたいと思います〜。

投稿者 kei kawakami : 16:59

2008年04月03日

勝手に本屋大賞2008 / Entry No.10

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「有頂天家族」森見 登美彦(幻冬舎)

人と狸と天狗と男と女。
不思議な世界で繰り広げられる、
愉快で痛快な家族の物語。

「夜は短し歩けよ乙女」でもそうでしたが、
ユーモアがあって世界設定が面白いのですが、
独特な故に入り込むまでに時間がかかりました。
ただ今回は、登場人物が多いかつ、
人と狸と天狗という三種のキャラクターが登場するため、
相変わらずの、リズムのよさが逆にうまく状況が飲み込めないまま、
次のシーンに入ってしまうことがちらほらありました。

でも、とても面白く気持ちよく読み切れたので、
もう一度、読み返したい感じでした。


投稿者 kei kawakami : 14:55

勝手に本屋大賞2008 / Entry No.09

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「八日目の蝉」角田 光代(中央公論新社 )

間違ったことなのに、どこか暖かく見守ってしまう。
正しいことなのに、どこか寂しくなってしまう。
その不思議な2つの気持ちに歯がゆく感じながらも、
どこか暖かみのある物語になっていたと思います。

読んでいて思ったのは、全体通して、
女性としての母性本能をうまく描写しているのではないかと思いました。
僕は男なので、最初のうちは、なぜ?っという主人公との気持ちとの
ギャップがあったのですが、読むにつれて、
女性が母として、このような状況になった時、
多くの女性がこのような行動をとってしまうのではないかと思いました。

わかっているけれども、理解できない。
理解しているけれども、わかってやれない。

理性の男性と本能の女性。そんな違いを感じました。
男性の理性だけでもダメだし、女性の本能だけでもダメ。
そうやって、世界はうまくバランスをとっているような気がします。 

投稿者 kei kawakami : 14:04

2008年03月22日

勝手に本屋大賞2008 / Entry No.08

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「悪人」吉田 修一(朝日新聞社)

信じたいという気持ちと信じられないという気持ち。
一つの事件に巻き込まれていく人達の気持ちの葛藤。

一つの流れを追う中での、
人々の内面的な表現がよく書かれていたとおもいます。
ただ、登場人物が多く、場面が細かく切り替わるため、
核となる部分がつかみづらい感じがありました。

読み終えてから、ちょっと物足りなさを感じてしまいました。

投稿者 kei kawakami : 17:01

2008年03月17日

勝手に本屋大賞2008 / Entry No.07

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「赤朽葉家の伝説」桜庭 一樹(東京創元社)

代々引き継がれていく赤朽葉家。
祖母から母へ。そして、自分。
移り変わる時代の変化の中で巻き起こる、三代に渡る物語。

時代の変化によるその時代その時代の登場人物の変化の動き方は、
面白かったですが、最初の方は、時代設定が上手く掴めず、
話がどこに進んでいくのかが全然分からなくて、なかなか進みませんでした。
時代が現在に近づくにつれ、徐々に本の世界に引き込まれていきましたが、
結局、最終的には何処へ行きたいのかがよくわからないまま、
終わってしまったような感じがします。

もう一息!って感じでした。


投稿者 kei kawakami : 17:48

勝手に本屋大賞2008 / Entry No.06

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「カシオペアの丘で(上・下)」重松 清 (講談社)

それぞれ立場の違う少年、少女が共に見た夢、突然の別れ。再会と秘密。
長い時間を経て、ゆっくりと過去の過ちと思い出に向き合い、
前に進んでいく。そして、別離。

許すという事。許されるという事。過去の過ち。楽しかった想い出。
様々なものを背負い悩みながら生きていく、優しいストーリーでした。
友達、家族ってすばらしいな〜っとつくづく想いました。

投稿者 kei kawakami : 11:34

2008年03月05日

勝手に本屋大賞2008 / Entry No.05

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「映画編」金城 一紀(集英社)

記憶に残る1本の映画。映画が繋ぐ1つの思い出、記憶。
思わず「映画ってほんとにいいものですね」っと
言いたくなってしまうような小説でした。

映画を通して綴られるいくつかのストーリー。
生きていく上でほんの一部でしかない映画が、
様々な人の人生をほんのりと色付けていきます。
センチメンタルで、ノスタルジックな感じも残しつつ、
ほんわりとした、心地よい小説でした。本当にいい小説でした。

投稿者 kei kawakami : 01:00

2008年02月25日

勝手に本屋大賞2008 / Entry No.04

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「鹿男あをによし」万城目 学 (幻冬舎)

シュールな設定と巧妙な構成。
主人公と同じようによくわからないまま話は進み、
主人公と共にいつの間にかシュールな世界にに見込まれてました。

設定自体が馬鹿げていて、ふざけた感じになっているのですが、
歴史や言い伝えにまつわる出来事がふんだんに散りばめられていて、
それが裏付けのように感じられ、いつの間にか、馬鹿げていた出来事が
真実味を帯び始めてきます。
本を読む人が、主人公と同じ気持ちになっている感じがしました。
深く考えずに楽しむ事ができるエンターテインメント小説でした。

投稿者 kei kawakami : 15:57

勝手に本屋大賞2008 / Entry No.03

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「私の男」桜庭 一樹(文藝春秋)

今年、直木賞を受賞した作品。
それぞれが思い描く家族と優しさという概念。
その概念を覆し、違った方向へと進んでいく義親子。

僕の得意なジャンルではなかったため、ページがあまり進みませんでしたが、
その内容から伝わってくる奇妙な感じと、
話が進むにつれて押し寄せる何ともいえない悲しみが、
ページを進めさせてくれない感じもありました。

やはり、言葉でこういった雰囲気を伝える事ができる作品が文学賞に選ばれるのでしょうか?
こういった機会がないと読まない本でしたが、良い経験になりました。

投稿者 kei kawakami : 15:51

2008年02月12日

勝手に本屋大賞2008 / Entry No.02

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「サクリファイス」近藤 史恵(新潮社)

エースがいて、アシストがいる。
そんなチームスポーツの中にある人間模様。
エースとしての責任とプライド、アシストとしての役割と才能。
勝利へのどん欲さとチームの勝利のための犠牲。嫉妬。
そして、3年前に起きたアクシデント。

予想と違い、かなり新鮮なストーリーでした!
ロードレースをメインにした青春ものと思っていたのですが、
もっと選手の心理によったミステリー的な雰囲気でとても面白かったです。

ただ、ちょっとページ数が少なかったため、物語に厚みが足りなかったような気がします。
もうちょっと登場人物のバックグランドなどを掘り下げて書いてほしかったです。
もっと読みたかったいう単なる僕の希望でもありますが。
でも、これぐらいあっさりした方が余韻が残って想像する感じがいいのかな?
ともあれ、読み終わった後に続きが読みたくなる良い本でした。


投稿者 kei kawakami : 17:42

2008年02月10日

勝手に本屋大賞2008 / Entry No.01

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「ゴールデンスランバー」伊坂 幸太郎(新潮社)

良くいえば、まっすぐなサスペンス。
悪くいえば、2時間サスペンスドラマ。

どちらかというと伊坂さん的にサスペンスドラマというよりは
サスペンスドラマを伊坂さん的にした感じでした。
いつもながらのリズム感が感じられず、なかなか進みませんでした。
たぶん今回はストレートなサスペンスにしようと、
道筋や設定を最初に述べているのだと思うけど、
その前振りが長くなりすぎて、ちょっと間延びしてる感じがしました。
オズワルドやビートルズをキーに使うあたりは個人的に好きですけどね。
違う人の作品であれば普通に面白いのだと思いますが、伊坂さんだからな〜・・・
もうちょっと伊坂さんらしいリズム感が欲しかった感じです。
でもこれは映像化されたら、おもしろそうな感じはしました。
テレビ、映画向きだと思います。

投稿者 kei kawakami : 01:14